代表取締役社長 樋口 龍
設立 | 2012年2月8日 |
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事業内容 |
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会社HP | http://www.globalga.co.jp/ |
世界的なサッカー選手を目指していた10数年間
私は小学2年生から23歳まで、プロのサッカー選手を目指していました。
中学時代は、FC東京クラブチームのジュニアユース、高校は帝京高校、
そして社会人サッカーのアマチュアチームへと進みました。
「プロになって世界で活躍したい」と、本気で考えていたのです。
しかし23歳になって、ふと思いました。
今からプロになり、日本で2年ほど活躍して海外に出る時には20代後半。
世界的なプレーヤーになるには遅い、と。
そう思った時点で私がサッカーを続ける意味はなくなり、
「人生終わった」という気持ちになりました。
そんな時に読んだ一冊の本が、私に新たな人生の目標を与えてくれたのです。
若くして史上最短で上場を果たした不動産会社社長の本で、
「ビジネスって、こんなに面白いんだ!」と深く感動。
サッカーと同じで、ビジネスでも世界に勝負できるんだと思いました。
そこで、サッカーではできなかった「世界で勝負する」という挑戦を、
ビジネスの世界でやってやろうと決意したのです。
サッカーをやめ、起業を見据えて再スタート
起業を決意したものの、まずは何か仕事をしなければと思い、
宅建をとって不動産会社に入社。
そこは社員が7~8人、新人に仕事を教える余裕はなく、他社に研修に行かされました。
その研修は大手不動産の役員が講師で、話を聞いて「こんなやり方があるんだ!」と、衝
撃を受けたのです。
それまでやっていた「気合いと根性」の営業ではダメ。
営業にもスキルが必要だし、効率的に動かなければ契約は取れないと分かりました。
そこでその大手不動産会社に転職し、まさに寝る間も惜しんで働きました。
誰よりも努力したと胸を張っていえます。
まずはトップセールスマンにならなければ起業なんて無理、世界的な会社も作れない、
これがダメなら、サッカーと同じ過ちを繰り返すことになるという気持ちでした。
入社8ヶ月ほどでトップになったのですが、それは私の頑張りだけではなく、
上司のおかげでもありました。
かなり厳しい上司でしたが、気合いや根性だけではなく、
中身の部分もきちんと考えてくれたことに、今でも感謝しています。
入社1年で起業を考えた時も、「マネージメントを覚えた方がいい」と助言をしてもらい、
いったん踏みとどまって課長・部長を務め、組織でもトップの成果を出すという事を経験できました。
ビジネスで世界を目指すことを目標に起業
大手不動産会社に4年10ヶ月在籍し、志を同じくする2人と合流して起業。
最初の1~2ヶ月は、会社としてはあまり上手くいきませんでした。
大きな組織から小さな組織になって、色々と勝手が違う部分があり、
対応できるまでに1ヶ月ちょっとかかってしまったのです。
ただ、その経験もそれ以降の経営に活かすことができたので、
結果的には良かったと思っています。
起業当初から掲げている理念は、「イノベーションを起こし、
世の中に感動するサービスを提供する」というもの。
これが当社の事業価値であり、それを踏まえたビジョンが「世界のトップ企業を創る」です。
ただし既存の不動産売買だけでトップになりたいわけではありません。
IT×不動産においてイノベーションを起こして、新しい付加価値や
感動を生み出すサービスを創り上げたいのです。
単に売り上げや規模でトップを狙うのではなく、
世の中にない感動するサービスを提供し続ける事でトップになりたいのです。
失敗したら、振り返って考えることが大事
当社は、「仕事を好きになってもらい、やりがいを持ってもらう」という
人材ビジョンも掲げています。
いい人材を採用し、その人材に対していい環境を提供する。
それが私の役目であると考えています。
人材に関しては、何かしらひとつのことに打ち込んだ経験のある人が望ましいですね。
何かを一生懸命やっていた人は、失敗も経験しています。
私の場合も、サッカーを必死でやっていましたが、プロにはなれず、
そこで「なぜなのか」と原因を考え、再び失敗したくないとも思いました。
こういう人間は、同じ失敗は繰り返したくないというところからスタートします。
しかし何もしてこなかった人は、ここの仕事で初めて失敗をして初めて、
「自分にはこういう問題点があったのか」と気づきます。
要は、自分の問題点を踏まえてスタートする人と、そうではない人とでは、
成長のスピードが違ってきます。
当社で仕事をしていく上で、失敗することもあるでしょう。
そんな時に、きちんと振り返って考えられるかどうかも重要。
振り返らずに進んで、同じ失敗を繰り返すのは、もったいない、
私は社員にそのように言っています。
トップダウンの目標で、事業拡大と会社の成長を目指す
事業の柱はマンション販売ですが、これだけでは会社の成長にはつながりません。
今後は、不動産事業に新しいサービスを付加した、新規事業の展開を考えています。
その一つが不動産事業にITを絡めていくというもの。
不動産で不便と感じる部分を、効率化していくイメージのサービスですが、
今の時点では様々な規制などがあって、事業化はそう簡単ではありません。
しかしだからこそ、そこにチャレンジしていきます。
既成概念をこわしてチャレンジしていくのが、イノベーションであるからです。
長期的な目標は、20~30年後に売上10兆円、利益2兆円の企業になること。
事業としては、不動産事業、新規ビジネス事業、インフラ事業の3本柱で、
オプション的にホテル事業も手掛けたいと考えています。
これらの目標に向けて、今は何をすべきなのか。
それを逆算して、今は人材採用や新規ビジネスのアイデア実現を
積極的に進めています。
大事なのは、ボトムアップではなくトップダウンで目標を決めること。
その目標を達成するために、今は何をすべきかを考えて動くように、
社員にも徹底しています。
学生へのメッセージ
22~23歳くらいで、自分のやりたいことが見つかっている人は、
実際にはそれほどいないと思います。
自分は何をやるべきだろうと悩んだとしても、答えは見つからないでしょう。
だったら無理して見つけることはありません。
見つからないのであれば、やるべきことは「実力をつけておく」、これに尽きます。
だから「やりたい」という観点で会社を探したり選んだりするのではなく、
実力が身につく会社に入りましょう。
逆にやりたい事が見つかっていて、
自分たちの手で組織を創りたい、サービスを創りたい、
大きい事を成し遂げたいというチャレンジ精神溢れる人、
当社のビジョンに共感してくれたか方は、ぜひ一緒にチャレンジしましょう。
僕は一生チャレンジし続けます。